「営業」ってよく耳にするけど、どんな仕事だろう。そんなことを感じたことありませんか?
営業職って気になるけどよく分からないんだよね。
営業マンってなんか毎日大変そう!
なんて思ってる方も多いはず。
他には、
- 営業って口が上手い人がなる
- お客さんにいつも頭を下げてるイメージ
- 数字やノルマに追われてプレッシャーが強そう
- 飲み会や接待は大変だけど楽しんでるよね
こんなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんね。
この記事では、実際に食品業界で営業職として10年携わってきた私が「よく分からない営業職」について解説します。
特に営業職の魅力と向いている人について分かる記事になっています。
営業職に興味がある、未経験だけど営業系の転職を考えている。
そんな人に役立つ記事になっていますので、ぜひご覧ください。
実は営業職も種類によっては皆さんの予想以上に楽だったりするんです。
聞いたことはあるけどよく分からない。そんな「営業の魅力」について一緒に見ていきましょう。
30代のみなさんの中で営業職への転職を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
営業はお客様と直接関わる大事な仕事
営業職の魅力は何か?と聞かれたら、「お客様からの感謝」と「自己成長」というのが回答です。
綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、私が10年間営業として多くのお客様と関わってきた中で感じた事実です。
お客様に感謝されるのを実感できる
営業職は当たり前のことですが、物やサービスを売ることが主な役割。
そして営業職では対企業(BtoB)でも、対個人(BtoC)でもお客様と直接関わることになります。
商品提案、販売企画といった商談を通じて、お客様と関係を構築する。
そして実際に商品を買ってもらった後で「ありがとう」や「買って良かった」の反響を頂く。
シンプルですが、人から求められている、社会に貢献できているという実感を持てるのが営業職の魅力といえます。
私も初めて自分が「ありがとう、助かった」と言われた時のことは今でも忘れられません。
また、お客様の声=数値として見える結果が出るので、自分の会社に貢献したという満足感を得ることもできます。
これは会社という組織の中でも、営業ならではの特権だと感じています。
自己成長=今までできなかったことができる・分かる
「営業」と一口に言われてピンと来ないように、営業には多くの要素が詰まっています。
- 課題を聞き取る力
- 商品知識、業界知識
- 提案力(資料作成や説明スキル)
- スケジュール管理
- 数値管理(売上や粗利など)
私がざっと考えただけでも、営業を要素分解するとこれだけあります。細かく見ればもっとあるでしょう。
つまり、多くのものごとに対応する営業職は、いわば”何でも屋”とも言えます。
一年目は知識もなければ経験もないので、できないことばかり。お客様への電話ひとつでも戸惑います。
ですが、2年目、3年目と年次を重ねていくうちに自然とできるようになっていきます。
営業職を一度経験するとビジネスマンとしての自己成長を強く感じるようになります。
営業職を経験することで、ビジネスの基本スキルは一通り身につきます!
営業職は大変なことも多い
営業はやりがいがある。その一方で大変な部分もあります。
- 予算達成のプレッシャーが掛かる
- 自分が休日でも対応しなければならない
- 歩合制だと給料が変動する
特にワークライフバランスを重視する人にとっては、休日でも対応しなければいけないのはキツい所。
私の場合、お客様が年中無休の飲食店だったこともあり、常に携帯を手放せない生活を送っていました。
一番の思い出は友人とUSJに行った際、緊急対応の案件が来た為、友人がアトラクションに乗っている間、パソコンを広げて仕事をしたこと。
お客様からは感謝されましたが、辛かったことのひとつです。
営業職にも種類がある
営業職と一口に言っても実は種類があります。大きく分けると次の通り。
- 新規営業
- まだ取引のない新規顧客を獲得する営業。テレアポや飛び込みなど、とにかく可能性のあるところにどんどん飛び込んでいくのが特徴。
- ルート営業(既存顧客向け)
- 既存顧客に対しての営業活動。基本的には前年売上をどれだけ伸ばすかが勝負。前任者とお客様の関係性が良いと楽だが、悪い場合は関係性の構築に苦労するかも。
新規営業とルート営業の2種類に分かれますが、大変さで言えば新規営業の方が大変。
取引のないところへ営業を掛けるため、まずは話を聞いてもらうだけでも心が折れます。
私が新規担当の人間に聞いた話では、電話100件かけて何件まともに聞いてくれるかという世界。
その点で言えば、ルート営業はすでにお客様との関係性が出来上がっているので、新規営業よりは気が楽。
ただし、前任者との関係性次第では苦労する場合も。
これに加えて、個人向けの営業か企業向けの営業かによっても営業スタイルが異なります。
営業に向いている人はこんな人
営業といっても色々なタイプがあるのが分かって頂けたかと思います。
では、実際に営業に向いているのはどういった人でしょうか。
10年間営業職として携わってきた私の意見からすると、
計画通りに物事を進めるのが得意な人
が営業職には向いていると感じています。
- 話すのが得意
- 関係構築が上手
- フットワークが軽い
などなど、営業に向いてそうな人のイメージはそれぞれあると思います。
ですが、私の10年間の経験上、計画通りに進めるのが得意な人ほど活躍できているように感じます。
なぜ計画通りに進めるのが得意な人は営業に向いているのか
なぜ計画通りに進めるのが得意な人は営業に向いているのか。
これは営業活動の基本的な流れから考えていくと分かります。
- 担当者それぞれに予算設定がある
- 予算達成のための行動計画を立てる
- 行動計画に基づいて日々の営業活動を行う
基本的にはこの流れで日々の営業活動を進めていくことになるのですが、営業は”何でも屋”になりがち。
予期せぬトラブル、急なお客様からの対応依頼などは日常茶飯事。
そんな時でも当初の予算達成のためにどれだけ計画通り行動できるか。
また、できなかったことをどうリカバリーするかが求められます。
つまり、
どんな状況でも計画通りに進めることができる人ほど自然と予算達成に近づく
と言えます。
臨機応変さも営業には必要ですが、計画通りに業務を遂行できる人は強いです。
”いい人”ほど営業には向いていない
では逆にどんな人が営業に向いていないかと言えば、”いい人”ほど営業職には向いていません。
- 頼まれたら断れない
- 自分が折れて丸く収まるならと納得する
- とにかく全力で対応する
など、営業職は”いい人”であるほど、自分が追い込まれて苦しむことになります。
お客様や関係者との関係構築には役立ちますが、予算を達成する、効率良く仕事を進めるという観点では”いい人”ほど向いていない。
これは10年間営業を経験してきた私の思う営業に向いていない人の特徴です。
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30代未経験でも営業職での活躍は可能
30代で転職を考えている方にとって、営業職は未経験でも活躍しやすい職種と言えます。
・30代からでも営業職は遅くない
・業界知識は後からでも学べる
・営業職は採用人数が多い
・営業はそれぞれの個性で勝負できる
・中途入社の営業担当を数多く見てきた
実際の経験や企業の求人情報を基に未経験でも活躍できる理由を挙げました。
私が関わってきた中で”デキる営業マン”の方も前職は全然関係ない職種だった方が多くいます。
もしも今、営業職と全然関係ない職種についているから不安という方でも、営業職での求人に応募してみるのはおすすめ。
ただし、営業職は誰でも活躍できる可能性はあっても甘い仕事ではありません。
未経験の方は相応の覚悟と努力は必要です。
営業職に資格は必要ないから誰でもチャレンジできる!これも魅力の一つです。
営業職への転職には転職エージェントの利用がおすすめ
営業職への転職については、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントの多くは「非公開求人」と呼ばれる質の高い求人情報を持っています。
また、履歴書や職務経歴書といった書類作成のサポートもしてくれるので、はじめての転職活動の心強い味方になってくれます。
おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
▶︎転職実績No.1のエージェント
非公開求人数が圧倒的に多い(業界最大級の約10万件)。
キャリアアドバイザーと呼ばれる転職者の窓口は転職経験者のみということで、転職活動の注意点も丁寧に教えてくれます。
マイナビエージェント
▶︎手厚いサポートが印象的でした。
面接の事前対策として、模擬面接を2時間×2日と担当者の熱量が高かったです。
doda
▶︎転職エージェントとサイトの両方を利用できる。
求人件数も多く、エンジニア求人が多い印象。
業界変更を狙っている人におすすめ。
また、転職エージェントについて詳しく知りたい方は別の記事にて解説していますので、そちらをご覧下さい。
まとめ:営業職の魅力と向いている人はこんな人
今回は「営業職の魅力と向いている人」について解説してきました。
内容をまとめると次の通り。
営業職の魅力と大変なこと
営業職の魅力
・お客様の感謝を実感できる
・自分自身の成長につながる
営業職で大変なこと
・予算達成のプレッシャーや歩合制だと給料が変動する
・休日でも対応しないといけない場合もある
営業職に向いている人と向いていない人
営業職に向いている人
・計画通りに物事を進めるのが得意な人
→会話が得意より、柔軟に対応しつつ着々と計画を進められる能力
営業職に向いていない人
・”いい人”ほど営業職には向いていない
→いい人ほど自分が追い込まれて苦しむことに
営業職と一括りにいっても新規・既存で活動方法が違い、対企業か対個人化によっても異なります。
ただし、それだけ営業職への転職は門戸が広いとも言えます。
もしもこの記事を読んで、少しでも「営業職に転職したい」と思われた方は今すぐ転職活動をスタートしましょう。
営業を経験した人はビジネスマンとして圧倒的に成長できます。
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