30代で転職を考えた時に「どこの業界なら自分でも大丈夫だろうか」とか「どの業界なら失敗しないだろう?」なんて不安に思うことありますよね。
実際、転職会議レポートで公表されている転職後のアンケート結果では、転職者の4人に1人は失敗したと感じているなんて結果もあります。
でも実は30代の転職活動こそ、今まで働いてきた経験がある分、自分にとって正しい業界を選択できる時期でもあります!
この記事ではそんな30代の皆さんへ転職で失敗しない”おすすめの業界”を提案していきます。
30代こそ自分に合った正しい転職をしましょう!
30代の転職で未経験の職種を選ぶのはもったいない
おすすめの業界について知る前に、「30代の転職」について知っておいてほしいことがあります。
仕事は「業界×職種の組み合わせ」でできているということです。
- 業界▶︎メーカー、不動産、総合商社、銀行など
- 職種▶︎営業、事務、人事、経理など
つまり、転職を考える時は「業界」と「職種」を分けて考える必要があります。
私が転職エージェントや企業の方とお話ししている中で実際に言われたのが次の通り。
- 30代で業界・職種ともに未経験の転職はリスキー
- 10年間の経験を活かせるのは30代の特権
- 職種を変えないほうが企業側も活躍できそうかイメージしやすい
- 何ができて、できないかを知ってるのが30代
- 転職先のイメージをどこまで深めることができるかが重要
30代は世間で言われている通り、企業から即戦力として希望されていると言えます。
30代では”未経験”の業界や職種を選ぶことはできないの?
そんなことはありません。実は30代で未経験の業界は約54%、未経験の職種は約28%の方が転職しています。
”未経験”ということで考えると「業界」よりも経験の影響が大きい「職種」は確率が低くなると言えます。
私の考えとしては、職種が同じであれば活用できる経験や知識も多いため、未経験の職種を選ぶのはおすすめしません。
その様な状況を踏まえた上で、今回は転職する「業界」について考えていきましょう。
ではここから、具体的におすすめの業界について紹介していきます。
30代でおすすめの業界はコレ!
- IT業界
- 住宅(ハウスメーカー)
- 不動産業界
- 運輸業
- 食品メーカー
選んだ基準は業界自体が伸びている、中途採用でも活躍している人が多い、業界自体に需要があり安定している点です。
実際の転職活動で得た情報をもとに選びました。
IT業界
IT業界全体の30代平均年収:498万円
多くの方が伸びてると感じる業界No1。だけどよく分からないというのが率直なところ。
IT業界と一口に言っても、SE(エスイー)やSIer(エスアイアー)と呼ばれる企業の「したいこと」を聞き取り、システム開発、保守運用まで行う企業もあれば、ホームページ作成などのWeb制作やWeb広告を運用する会社など多岐にわたります。
経験者じゃないと難しいのでは?と思う方もいるかと思いますが、業界の伸びに対して人が足りていないのがIT業界の現状。
私も転職エージェントから「IT業界を受ける可能性は?」なんて最初に聞かれました。
ただし、活躍するためには一定の知識が必要になってくることも事実です。
TECH I.S.(テックアイエス)やTechAcademy(テックアカデミー)なら無料体験がでるので気になったらまずはそこからチャレンジしてみるのがおすすめです。
転職する前に無料で体験して向いてそうなのか見るのがおすすめ!
住宅(ハウスメーカー)業界
住宅(ハウスメーカー)の30代平均年収:472万円
不況だなんだと言われていますが、家を購入する人は一定数存在します。
特に最近ではコロナ禍でリモートワークが増えたことから一戸建ての需要も増えています。
そういった要因から家の購入を真剣に考える人が増加している為、営業職での採用を活発に行っています。
中途採用で活躍している人も多く、歩合が付くところも多いのでとにかく稼ぎたい!という人にはピッタリ。
ただし、個人相手の営業になるため、休日でも携帯が鳴る、歩合の割合が高いと給料が安定しないというデメリットもあります。
個人営業の経験がある方は強い!
不動産業界
不動産業界の30代平均年収:453万円
不動産もコロナに影響により人が動くことが増えたため、採用活動も活発になっているようです。
マンション管理業務もここに含まれており、都市部でのワンルームマンション需要が高まっていることに伴い、管理業務も増えています。
また、物件仲介業もコロナの影響から、テナントの契約解除というマイナスもある一方で、好立地の物件が空いたことをチャンスと捉えて出店する企業もある為、市場が活発に動いてるともいえます。
土地や物件の取引については専門知識が必要。宅地建物取引士の取得を推奨されることが多いため、転職後も勉強していく必要があります。
人が動くと儲かる業界です。
運輸業
運輸業の30代平均年収:477万円
Amazonや楽天などのネット通販が増えたおかげで、運輸業は慢性的な人手不足の業界です。
運輸業は主に、配送するドライバーや倉庫管理、荷物の積み込みなど力や体力仕事が多い業界。
ですが、近年では人手不足を補うためにAIやシステムを活用して配送効率を高めることに力を入れている企業も多いため、データ分析を得意とする人も必要とされています。
また、運ぶ商品の知識やクレーム対応の経験も役に立つため、一口に運輸業といっても多くの人が必要とされる業界です。
あくまで私の経験ですが、倉庫やトラックドライバーの人はぶっきらぼうな方も多いため、最初はちょっと驚くかもしれません。
ECサイトの拡大で大変だけど伸びる業界のひとつ。
食品メーカー
食品メーカー30代平均年収:530万円
食品メーカーの魅力はとにかく安定していること。「食べること」は無くならない以上、仕事としては無くなりません。
そしてそんな食品業界において「食品メーカー」を進めるのは仕事量と給料が食品業界でも安定して高いからです。
これは私が実際に食品業界で働いているからこそ感じることですが、同じ食品業界でも卸や飲食店と違って休みがはっきりしています。
飲食店は土日祝日は関係ありませんし、卸はお店やスーパーが動いていると自分は休みでも対応しなければいけないことも…
こういった理由からも安定した仕事と給料を考えると食品メーカーをおすすめします!
とにかく安定感を求める人には最適!
大事なのは”ギャップ”を減らすこと
ここまでおすすめの業界を紹介してきましたが、業界を決める後で重要なのが自分と企業側の「ギャップを減らすこと」です。
- 業務内容
- 勤務条件
- 職場の雰囲気
- 自分が何で評価されるのか
- 自分に求められる結果
上にあげた項目を自分と企業との間でどれだけすり合わせられるかは非常に重要。
ギャップが大きければ大きいほど、内定を貰って転職しても「こんなはずじゃなかった」とお互いに後悔することになってしまいます。
経験値がないからこそ、情報収集は必須!
どんな経験や能力が未経験業界で通用するのか考える
あなたが今まで培ってきた経験や能力が未経験業界でどんな形で活かせるでしょうか。
- 営業経験を別の業界で活かす
→業界知識をつければ、商談や交渉の流れは変わらない - 業務内容の改善経験がある
→原因追求と効率化、マニュアル作成、改善結果の資料作成など
例えばで書きましたが、行きたい業界の特性もしくは課題に対して自分の経験がどう活きてくるのかを考える。
もしも当てはまる数が多ければ多いほど、あなたにとっても未経験業界にチャレンジする自信になり、企業側にとっても戦力になるかの計算がしやすくなります。
未経験の業界に進む場合は”行きたい”という熱意以上に”大丈夫だ、なんとかなりそう”という自信は必要です。
未経験転職に強い総合エージェントの利用が必須
情報を集めるときは無料で利用できる転職エージェントの活用が必須!
業界を絞らない「総合エージェント」は未経験業界への転職活動でも力になってくれます。書類作成や面接対策のフォロー、給与交渉も行ってくれるので非常に便利。
パソナキャリアやリクルートエージェント、dodaがおすすめ。
クチコミサイトの活用も有効ですが、まずは気になる業界がある場合は、エージェントに聞いてみた方が速いです。
エージェントに対して、未経験の人がどんな点で苦労するのかを確認できるので、無駄な情報収集や不安になる回数を減らせます。
正しい業界選びで転職活動を成功させよう!
30代には今まで働いてきた経験があります。そしてそれは20代には無い強みです。
だからこそ、今までの経験を活かしつつ新しい業界へチャレンジしてみるのはいかがでしょう。
10年先の収入を考えて転職する。
今以上に働く期間が長くなる僕らはこれからはそうした働き方がスタンダードになります。
だからこそ、30代でまだ動きやすいうちに転職について真剣に考えてみませんか?
転職でどこの業界にチャレンジしてみよう?迷ったらこの記事をぜひ読み返して頂ければ、きっとあなたの転職に役立つはずです。
あなたの可能性を諦めないために。自信を持って転職活動に取り組みましょう!
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