「30代で自分の価値がわからない」「自分は価値のある働き方ができているのかな」そんな不安を感じたことはありませんか?
もしドキリとした人は、転職活動に取り組むことをおすすめします。
僕は転職するつもりはないからいいよ。
今の会社に満足しているから転職活動はしないかな。
なんて人も多いでしょう。ですが、実はその状況こそが危険。
例えていうなら、転職活動をしない=健康診断を受けずに健康かどうか知らないのと同じ。
転職活動をすることで自分の価値がわかります。不安もあるかもしれません。もし自分の価値が低いと言われたら…
ですが大事なことは、「自分の価値を正しく知ること」です。
それではなぜ転職活動こそ、自分の価値を知ることにつながるのか解説していきます。
自分の市場価値を知らないことが不安の原因
自分の価値に不安を感じる。その一番の原因は自分の市場価値を知らないことです。
「市場価値」とは個々のスキルや本人の人間性が、その時々における人材市場でどのように評価されるのかを示すものです。
引用:ロバート・ウォルターズ
私も実は転職活動をはじめるまでは自分の価値、強いては自分の働き方に不安を感じていました。
自分は今の会社でこのまま働いていていいのだろうか。
そんな私でしたが、転職活動を通じて自分の市場価値を知りました。その結果、見事に打ちのめされましたが…
ですが、今の自分の市場価値がわかったことで「何をするべきか」がわかりました。そして、わかったことで漠然とした不安は無くなりました。
もしあなたが自分の価値に不安を感じているなら、転職活動はじめてみませんか?
関連記事:30代の転職ステップ~資格も特技も仕事にこだわりがないあなたへ~
転職活動でなぜ市場価値がわかると言えるのか
続いては逆になぜ「転職活動で自分の市場価値がわかるのか」を説明します。
転職活動では自分の市場価値を転職エージェントや求人企業から客観的に評価されます。
例えば30代営業職の男性会社員であれば、「30代営業職としての必要な能力」や「コミュニケーション、経験、業界知識」といったものです。
「あなたが勤めている会社だけで役に立つスキル」や「○○部長との仲の良さ」などその会社だけで通用する能力は評価されません。
まさしく「市場、社会でどれだけ価値があるか」が見えてくるのです。
そしてその評価は「求人企業からのスカウト」「転職エージェントの求人紹介」「書類選考の通過率」「面接での評価」といった数字や感想で明らかになります。
第三者からの評価こそ、自分の市場価値を知るのに必要です。
転職エージェントはどこを活用したらいい?
転職エージェントについてはリクルートエージェント、doda、マイナビエージェントとたくさんの転職エージェントがあります。
その中で”30代で初めての転職活動”におすすめするのはパソナキャリア。
求人の提案も幅広く、サイトでも細かく業種を分けて求人情報を掲載しているので、とにかく転職情報を得るということについてはピカイチ。
転職サイトと同じような使い方ができるので、「どんな業界や職種があるんだろう」という人は登録しておくと良いでしょう。
とにかく求人情報が欲しい人はパソナキャリアを中心にはじめましょう。
詳しくは別の記事にて転職エージェントの解説を行っています。
30代のうちに市場価値を知らないと・・・
なぜ私がここまで市場価値を知ることにこだわるのか。
それは自分の価値がわからないまま放置しておくと、いずれ取り返しのつかない状況に陥る可能性があるからです。
上でも書いた通り、自分の市場価値を知らないということは、健康診断を受けずに自分の体の状況を知らないことと同じです。
つまりある日突然、心臓発作=リストラや脳梗塞=会社の倒産、移植=合併という出来事が起きることは十分あります。
事実、東京商工リサーチの調査では会社の平均年齢は2020年で23.3歳と言われています。私たちが働いている間に会社が無くなることはもはや普通なのです。
例え自分の市場価値が低いとわかり一時的に傷ついたとしても、早くに自分の価値が分かっていれば対策を打つことができます。
市場価値を上げるために何をすべき?
市場価値を知ったことで、市場価値を上げたい。そう考える人も多いでしょう。
では市場価値を上げるにはどうすれば良いか。
それは次の2つのことを意識して毎日働くことです。
自分の能力・経験の質を高める
これは分かりやすい方法ですよね。自分自身の能力や経験の質を高める。特に経験は30代の転職において重視されます。
転職先の企業が面接を行う場合、能力の判断はわからない。だけど経験した時間と内容を聞けば、企業側もどんな人でどんな仕事をしてきたかイメージはできる。
経験を積むために仕事をする。その価値観を頭に入れて働くと、与えられただけの仕事をこなすだけでは平均的な経験しか得られないと気づくはずです。
自分のためにプラスになる仕事は?強いては会社にとってプラスになることって何だろう?
経験を高めるために仕事をする。そうすれば自然と能力が高まり、新たな経験を得られる仕事ができる。
この連鎖こそが「市場価値」を高めるために必要な働き方です。
話題性のある業界で働く
多くの企業から「欲しい」と思わせるには、話題性のある業界で働くことも市場価値を高めるひとつの方法です。
例えば、
IT業界でシステムを勉強し、得意先のDX(デジタルトランスフォーメーション)に関わってきました。
こんな人が応募してきたら、いいかもって思いませんか?
コロナの影響もあってか、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に対する意識は高まってきています。
だからこそ、ITやDXに携わったことのある人は市場価値が高いといえます。話題性のある業界での経験はそれだけで市場価値を高めてくれます。
まとめ:自分の市場価値を知ってこそ不安がなくなる
最後に繰り返しになりますが、自分の価値がわからなくて不安な人ほど、転職活動を通じて自分の価値を知ってください。健康診断を受けてください。
自分の市場価値を知ることは誰だって恐い。市場価値が低いと分かったらプライドも自己肯定感も傷つきます。
ですが、自分にはどれくらいの価値があって、何を望まれているのか、何ができるのかを知ることはとても大切なこと。
将来という見えないものを不安がる前に、まずは現在の自分をしっかりと理解すべきです。
見えないから恐い。この見えないものを一つでも減らしていくために転職活動を30代からでもはじめましょう。
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