- 転職活動って具体的に何からはじめたらいいのか分からない
- 必死に動いているけど、方法が合っているのか不安
- 何か行動の指針になるようなものがほしい
こんな悩みを持っている方はいませんか?
私自身、最初の頃は転職エージェントの登録、転職サイトでの求人探しなど無計画の行き当たりばったりでした。
書類選考も思う様に進まず、「このままでいいのか」常に不安な気持ちを抱きながらの転職活動だったことを覚えています。
そんなある日、転職活動をどう進めていこうか考えていた時に気づいたことがあります。
あれ?これって営業活動のアクションプランと立て方同じじゃない?
ということで、営業マンとして10年勤めてきた経験を活かした形で転職活動を進めました。
その結果、不安感は和らぎ、自分なりのPDCAを自信をもって回していくことができました。今回はその方法について解説していきたいと思います。
ヒントは、「自分でコントロールできないことを目標にしない」これが私なりの秘訣です。
転職活動も営業活動も同じようなもの。
”特別なこと”と捉えない方が上手くいきます!
おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
▶︎転職実績No.1のエージェント
非公開求人数が圧倒的に多い(業界最大級の約10万件)。
キャリアアドバイザーと呼ばれる転職者の窓口は転職経験者のみということで、転職活動の注意点も丁寧に教えてくれます。
マイナビエージェント
▶︎手厚いサポートが印象的でした。
面接の事前対策として、模擬面接を2時間×2日と担当者の熱量が高かったです。
doda
▶︎転職エージェントとサイトの両方を利用できる。
求人件数も多く、エンジニア求人が多い印象。
業界変更を狙っている人におすすめ。
内定を出すのは自分じゃない
当たり前の事ですが、あなたに内定を出すのはあなたではなく企業側です。まずはこのことを意識してください。
そうやって考えると、あなたの努力が必ずしも内定という結果に結びつくとは限らないというわけです。いや、身も蓋もないこと言うなよ。と思うかもしれませんね。
じゃあいったいどうすればいいのか。その答えは、
”自分でコントロールできること”にのみフォーカスする
これが転職活動における最適解です。
ピンと来ない方も多いと思いますので、もう少し具体的に説明していきます。
具体的な行動計画を立てよう
先程書いた「自分でコントロールできること」
それは、
自分が”何社の求人に応募”し、それを”いつまで”に行うのか
つまり、「何をいつまでに」を明確化していくことです。
これは営業マンが”半期で1億”という予算に対して、
- 2,500万円の売上獲得
⇒商品を〇〇品導入する
⇒その為には、既存の得意先に週〇回アプローチ - 1,000万円の売上を作る
⇒新規得意先を〇月までに獲得する。
⇒その為には、〇社へ飛び込みで営業をかける
という様に、1億という予算へ向けた目印を決めていくイメージです。
私も10年営業マンとして働いていますが、予算達成への行動を決めるときには毎年この様に行動計画を立てています。
「内定を貰う」という最大目標だけを掲げると、毎日の活動としては何をしたらいいのか分からなくなりがち。
目標は細分化し「あなたが今日何をするのか」を明確化することで、転職活動のモチベーションを維持できます。
何社応募したらいいんだろう?
では、仮にあなたが”1社の内定を貰うこと”をゴールとすると、何社応募したらいいと思いますか?
うーん、20社くらい応募したら成功するかなー
私は自分のキャリアに自信があるから5社で大丈夫でしょ!
人それぞれ、今までの経歴や希望する業界によって応募数はバラバラになるはずです。
ちなみにマイナビ転職調べでは、30代以上の平均応募社数は8~9社となっています。
私の場合、リクルートエージェントでの目安応募数は18社と表示されていたので、平均応募社数はそこまで気にしなくてもいいのかもしれません。
現に私自身、内定を貰うまでに32社応募しています
とはいえ、目安がないと分かりづらいと思いますので20社程度の応募で計画しましょう。
ただし。注意したいのが”行けそうな企業に応募する”のではなく、”行きたい企業に応募する”ことです。転職が目的ではないので、妥協しないようにしましょう。
「あなたが行きたい企業」は「他の人も行きたい企業」という場合が多い。当然、競争率は高くなるので応募する企業数も多くなりがちです。
応募する企業数が多くなっても気にしない。これが大事なことです。
関連記事 30代でやりたい仕事は無いけど年収は高い方がいい。選ぶべき業界・職種はコレ!
転職エージェントと転職サイトを利用する
行きたい企業ってどうやって探すの?
求人情報は転職エージェントや転職サイトに登録することで手に入ります!
自分の行きたい企業ってどこだろう?私も実際に転職先を探す時に苦労しました。
そもそも、世の中にはどんな会社があって、どんな人が求められているのかが分からない。
そこで役に立つのが、転職エージェントや転職サイトの登録。
特に転職活動がはじめてという人には転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用するメリット
・無料で利用できる
・その人に合った、興味を持ちそうな求人情報が届く
・履歴書や職務経歴書の作成など転職活動のサポートをしてもらえる
・面談の日程調整や内定後の条件交渉も代行してくれる
・定期的にメールでの案内があるので、転職活動がダラけない。
転職活動において、知識をもってる人に無料で相談できるのは大きなメリット。
おすすめの転職エージェントについては別の記事で解説していますので、ご覧ください。
転職サイトは自分で業界や勤務地、年収条件などを選択して自分から求人情報を見に行くことになるので、ある程度自分の意思や目標が決まった方向け。まずは転職エージェントの登録が優先です。
目安は転職エージェント2~3社、転職サイト2社の登録でいいと思います。あまりに増やし過ぎても手が回らなくなるので。
ざっくりとしたスケジュールだけでもまずは立てる
具体的に応募企業の数、その為の方法は何となくイメージできたかと思います。
なので、最後はそれらをいつまでにやるかを決めることです。
あなたは何月に転職したいですか?全てはここからの逆算になります。
仮に「6ヶ月後に次の企業で働きたい!」と思うなら、次のスケジュールが例として考えられます。
- 6ヶ月後転職先にて勤務開始
転職先での勤務開始!新たなスタートを切る
- 5ヶ月後現職を退職(有給消化)
有休日数にもよりますが、まとめて残ってることが多い
- 3ヶ月後退職の意志を上司へ伝える
現職へ迷惑を掛けない為にも早めに意志は伝えたい
- 2ヶ月半後最終面接⇒内定(ここで1社に絞る)
希望企業からの内定を貰う。労働条件通知書等で転職後の条件確認
- 2ヶ月後企業の一次面接(目標通過:3社)
希望企業にて一次面接。転職の場合は2回、多くて3回が面接の目安
- 1ヶ月後企業へ書類提出⇒書類通過(目標:6社)
転職において書類通過が最初の関門。平均30%程度とも
- 2週間後エージェントへ書類提出及び企業選び(目標:20社応募)
書類作成と企業選定に時間を割く
- 1週間後エージェントと面談
まずは初回面談にて転職活動の流れと必要書類の準備
以上がざっくりとしたスケジュール。ちなみに有休消化をまとめて取らず、分散させて取る場合はもう1ヶ月程度前倒し、もしくはスタートを後ろにずらすのも可。
そして、このスケジュールは順調に転職活動が進み、現職にも迷惑を掛けない余裕を持った場合のイメージでスケジュールを立てています。
半年後に転職先でのスタートを切ろうと思ったら意外と時間が無いと感じませんか?
時間をハッキリさせると毎日どれくらいの作業をこなさないといけないのかが見えてきます。
もしも転職エージェントを今すぐチェックしたいと思ったのなら、こちらの記事からどうぞ。
おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
▶︎転職実績No.1のエージェント
非公開求人数が圧倒的に多い(業界最大級の約10万件)。
キャリアアドバイザーと呼ばれる転職者の窓口は転職経験者のみということで、転職活動の注意点も丁寧に教えてくれます。
マイナビエージェント
▶︎手厚いサポートが印象的でした。
面接の事前対策として、模擬面接を2時間×2日と担当者の熱量が高かったです。
doda
▶︎転職エージェントとサイトの両方を利用できる。
求人件数も多く、エンジニア求人が多い印象。
業界変更を狙っている人におすすめ。
一日に”何を””どれだけ”こなしたらいいのか
上の様なスケジュールを立てた上で、日々の課題を明確化して小さな目標を立てていく。
そうした課題を一つ一つクリアしていったら「内定」という目標を達成していた。というのが理想的な転職活動だと私は考えています。
2週間後に企業選考をスタートしたいと考えるなら、目標の20社÷14日=1.42社/日を決めていかないといけません(2日に3社程度)。
じゃあ、2日で3社志望企業を決めるには、どれだけの企業を一日に見ていったら良い?
こんな感じで目標から逆算していくと一日ごとの課題が見えてきます。
転職活動と言われると何をやったらいいのか分からなくなると思いますので、ゴールから一個ずつ逆算していくという考え方が大切。
転職したいという目標を見据えた上で、「何をどれだけ」を明確化していく必要があるのです。
スケジュールがズレたって問題無い
最後に一番たいせつなこととして知っておいて欲しいのが、転職活動のスケジュールは遅れたって問題ないということ。
なぜなら、
転職は幸せになるための手段の一つでしかありません
これを覚えておかないと、「転職しなければ」「転職すれば幸せになれる」という焦りや自分自身の視野が狭くなってしまいます。
そして、転職にはリスクもあります。
- 新しく業務を覚える必要がある
- 新たに人間関係を築かなければいけない
- 休日が変わった場合、生活リズムが変わる可能性がある
こうしたリスクを極力減らしながら、自分にとってプラスの転職を行うためにも焦らないということは大切になってきます。
スケジュールが当初より遅れていくことに対して過度なストレスを感じない様にしたいところです。
関連記事 【経験者が語る】30代の転職で失敗する原因とその対策
まとめ:転職活動は日々の課題への落とし込みが重要
転職活動という大きなゴールへ向けて、どんな感じで自分のアクションプランを立てていけばいいのか、イメージは掴めたでしょうか。
大切なことは次の通り。
自分が「何をどれだけ」行うのかを明確にする
「内定を貰う」という結果は自分でコントロールできない。
だからこそ、転職活動を細分化して日々、何を行うべきなのか課題を明確化していく。
「何をどれだけ」この考え方で一歩ずつ転職活動を行っていくことが大事なことです。
「何をどれだけ」で意識すること
・自分は今から何ヶ月後に新しい会社で働きたいのか
・スケジュールを作った後に、一日あたりの課題を明確にする
例:①今日は〇〇社応募したい企業を見つける
②職務経歴書を×日までに完成させる・・・など
「転職活動」と言われてもピンと来ないのは当然のこと。大きな目標を小さく分けてコツコツと積み重ねていきましょう。
自分のキャリアは自分で築く。これこそが今より楽しい未来への最短ルートです。
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