いきなりですが、
あなたの”得意なこと”を説明してください
もし、こんなこと言われたらちょっと答えに困りません?
”ちょっと”じゃなくて”かなり困る”なんて人も多いかもしれませんね。
かくいう私も実は少し前まで困ってました(笑)
「自分の得意なことはこれです!」って胸を張って言うのは少し勇気がいりますよね。
ですが、実は自分の得意なことを理解しておくって大切なことなんです。
そこで今回は、大人になっても意外と分からない「自分の得意なことの探し方」についての記事です。
自分の得意なことが分かっていると…
- どういう人と付き合っていくのが正しいのか
- 何を趣味にすると楽しめるのか
- なぜ今の仕事が辛いと感じるのか
人生の大小さまざまなことを決める上での指針となります。
自分の得意なことは何なのか。
はっきりと言語化して自分の人生の解像度を上げましょう!
ちなみに私の得意なことは、”マイペース”と”論理的思考”です!
参考図書:苦しかった時の話をしようか(著:森岡毅)
”得意なこと”は人と比べてはいけない
まず一番はじめに伝えておきたい大切なことです。
絶対に自分の得意なことを人と比べてはいけません
私たちがなぜ自分の得意なことが分からないのか。
この最大の原因は誰かと比較するからです。
パソコン処理は得意だけど、○○さんの方がスキルあるしなー
営業で結果は出てるけど、トップってほどじゃないんだよね
いいんです。胸を張って得意だって言いましょう
自分の中では”得意なこと”だと思ってるけど、人と比較するとそこまで。
そんな風に思う人は多いんじゃないでしょうか。
ですが、人と比べると”自分の得意”が見えてこなくなるのです。
誰かと比較して”得意か不得意か”を判断することも良いですが、自分の持っている能力の中で”何が得意か”を自覚することが大事です。
今はあなたと同じ”得意なこと”であなたより優秀な人がいたとしても、得意なことを自覚して伸ばしていければいつかはあなたの方が優秀になることは全然ありますよ。
得意なことは行動の中に潜んでいる
あなたは「何をする」のが好きですか?
大切なのは「何が好きか」ではなく「何をすることが好きか」です。
例えば、「服が好き」という例を仕事別で見てみると
- 服を着ることが好き→モデル
- 人をおしゃれにすることが好き→スタイリスト
- 服の知識を学ぶのが好き→雑誌編集者
- 服を販売することが好き→ショップ店員
「服が好き」一つをとっても、進むべき方向性は全く違います。
「好きなことで生きていく」
有名なYouTubeのキャッチコピーだけで自分の方向性を決めようとすると、見当違いの方向に行ってしまうのです。
なので、私は
「自分のやりたいことで生きていく」
が正しい生き方だと思っています。
自分が何をしている時が幸せか書き出してみよう
では、ここからは具体的に「得意なこと」を探していきましょう。
用意するのは、ペンとポストイット。なければノートとかで大丈夫。
手順は次の通り。
- 自分が幸せを感じる「〜している時」をポストイットに書けるだけ書きだす
例)勉強している時が好き、友達と会話するのが好き - 書き出したポストイットを何となく同じグループで固める
(ノートの場合は番号分けするなどでグルーピング) - グループを「T・C・L」の3つのグループに仕分けする
・Thinking(T):考える、問題を解くなど、頭を使うことに幸せを感じる
→戦略ゲームや読書など、とにかく考えることが好き
・Communication(C):人と会う、会話するなど、繋がりに幸せを感じる
→パーティやSNSで目立つなど、誰かと一緒にいることが好き
・Leadership(L):目標を達成する、責任感を感じるなど、達成感に幸せを感じる
→筋トレやランニングなど、ストイックなことが大好き
コツは深く考えず、「好きかな」程度でもどんどん書き出すこと。
考えると本当の自分ではなく、カッコつけた自分が出てきてしまいます。
私は1番目がT、2番目にCが多く、Lはほぼ無いと言う結果に(笑)
自分が何に幸せを感じるのかがハッキリすると、”何を仕事にするべき”かが自然と見えてきます。
仕事は好きなことの延長線上に置く
T・C・Lの分析を行い、何となく自分の好きなことが分かってきたら、自分の仕事に当てはまっているかを考えてみましょう。
コンサルタント、マーケティング、研究職など
自分で考えて”答えを出す”ことを目的にできる仕事が向いています
営業職、広告代理店、プロデューサー業など
人と関わることで”結果を出す”ことを目的にできる仕事が向いています
Lタイプの人に向いている職業
経営者(自営業)、管理職など
責任感を持って”自分が決める”ことに楽しみを見出せる仕事が向いています
お気づきかもしれませんが、実はLタイプだけ、Tタイプ、Cタイプとは毛色が異なります。
仕事の業界というよりは職種に近いものがあるからです。
なので、Lタイプが強く出た人は2番目に出たタイプを考慮しながら、仕事を選ぶのがいいのかなと思います。
もしかしたら”向いてない仕事”に就いていませんか?
話は変わりますが、私自身、職場内での職種変更も転職エージェントを利用して転職もしています。
入社直後から長らく営業職として働いていましたが、妙にしっくり来ない。
上のタイプ分けで言えば、私はTタイプの人間でした。
Lタイプも入っているので営業職に向いていない訳ではないのですが、結果が出ないし、どうもしっくり来ない。
「自然と仕事に行くのも嫌だな」と思う回数が増えていきました。
ずっとモヤモヤしたまま働いているのは辛かった…
そこで職種を変えて、もう少し自分の頭で考えて結果を出せる職種へと移りました。
自然と仕事に対するストレスも減り、仕事に対して前向きに取り組めるようになったのを覚えています。
心の余裕。
これを持つことで最終的には転職というキャリアアップの選択を取れるようになったのです。
転職したことで給料はアップし、自分の適正に合った仕事ができています
きっと多くの人が自分の「得意なこと」を知らないまま、働いているのだと思います。
そういう人に限って能力もあるし、忍耐力もある。
「頑張ればできてしまう」ことが、いつの間にか自分を苦しめてしまうのだと思うのです。
「あなたの得意なことは何ですか?」
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